大三島美術館の横は桜並木です。そのうちの数本が咲き始めました。
大方の桜はまだつぼみです。
美術館のとなり、藤公園の陽光桜はただいま満開です。
学芸員 稲葉
お月様の光の下で見る緑を描いた作品3点
「池の面の月」「田園」(高橋秀年)、「樹」(森山知己)
晴れた日の太陽の光の下で見る鮮やかな緑とは対照的な緑の表現です。実際に見ると落ち着いた良い気分に浸れます。
学芸員 稲葉
畠中光享「インド果子」
熟れたマンゴーがひとつ描かれた小作品。
小作品ですがその存在感は大きく、堂々とした佇まいです。
トロピカルフルーツらしい美しい色合いが見事に表現されていますが、写真にすると特に赤く熟した部分の色が上手く写りません。この赤と黄のコントラスト、発色の美しさは絵を見ないとわかりません。
学芸員 稲葉
佐々木るり子「白い花・赤い実」は、青い実から少しずつ色づいて真っ赤なイチゴの実になるまでの、イチゴの色の変化が一枚の絵の中におさまっており、美しく見事です。
全体が赤く色づいているけれど、まだ少し黄色っぽい(真っ赤になる手前)イチゴの色合いが特に素敵です。
学芸員 稲葉3月2日(木)から、館蔵品展「現代日本画が描く 瑞々しい緑と果実の表現」がはじまりました。春になって元気に活動を始める大三島の自然と共にお楽しみください。
ねらい以上に緑緑しい展示景色となりました。
学芸員 稲葉