2023年10月9日月曜日

企画展「吾輩の視力は0.0001である」の終了まで2週間とちょっと

 

大三島美術館企画展 金孝妍 Hyoyun Kim「吾輩の視力は0.0001である」の終了まで2週間と少しとなりました。大山祇神社の御神木のドローイング作品は必見です。気持ちの良い季節となりましたので神社の散策と合わせて是非、お越しください。


学芸員 稲葉

郷土の作家を紹介する展示室の展示が変わりました

 大三島美術館「郷土の作家をご紹介する展示室」で、大三島出身アーティスト:村上佳苗氏の作品が入れ替わりました。今年は930101、7、8日が祭りで、大三島の祭りを描いた作品を展示しています。そこに込められた思いは大三島出身の作家だからこそ表現できるものです。




また、今は極早生ミカンが出始めており、ミカン畑を描いた作品を展示しています。ほわっと光っているような明るい風景は大三島で生まれ育った作家ならではの表現です。


ぜひ、見にお越しください。


学芸員 稲葉

2023年9月18日月曜日

小学校の団体様と「吾輩の視力は0.0001である」4

 小学校の団体様が参加してくれた団体プログラムで出来上がった参加型アートは、企画展終了まで大三島美術館 展示棟のエントランスで展示中です。


学芸員 稲葉

小学校の団体様と「吾輩の視力は0.0001である」3

 岩根小学校の皆さんは、面白い視点から見学してくれました。「4分の3を想像する」などはこの視点で見ると迫力抜群です。






学芸員 稲葉

小学校の団体様と「吾輩の視力は0.0001である」2

9月には西条市から2つの学校が来てくれました。

壬生川小学校







学芸員 稲葉



小学校の団体様と「吾輩の視力は0.0001である」

 企画展 金孝妍 Hyoyun Kim「吾輩の視力は0.0001である」が始まってから、小学校が3校来てくれました。企画展中ですので、いつもの団体プログラムではなく、金さんが夏休みワークショップとして実施してくださった、「超ロング短冊!に描いて創作」をちょっと小さくして体験してもらいました。

地元 大三島の上浦小学校





学芸員 稲葉


2023年9月10日日曜日

企画展関連イベントいろいろ

 8月は企画展関連ワークショップを、9月は企画展関連イベントを実施しました。

9月2日はギャラリートーク、9月9日は金孝妍×森内勇貴(哲学者)×佐藤伸也(デザイナー)の鼎談、「作品に至るまでの、そしてこれからのお話」と吟行会ワークショップ:美術作品を鑑賞して俳句作り を実施しました。

コンセプトを重視した作品制作を行う金さんの作品について、哲学の視点からのお話でした。

美術館で作品を見る、ということについて、視点を変えて見るということについて、いろいろと考えさせられる鼎談でした。

この企画展でデザインを手掛けてくださった佐藤伸也さんのお話は、金さんの作品を理解するためになるお話でした。




吟行会は、美術作品を見て俳句をよむ、という、接点があるとは思ってもみなかった企画で松山市の「100年俳句計画」様が実施しました。

こちらも「こんな見方があったのか」と感心しきりでした。ひとつとして同じ感じ方はないものですね。






学芸員 稲葉

インスタグラムについて

 しまなみアートミュージアム・今治 インスタグラムが解説されましたので、ここしばらく、そちらで情報発信をしておりました。

ぜひ、そちらもチェックしてみてください。今治市内の12館の情報が発信されております。


学芸員 稲葉

2023年8月14日月曜日

夏休みワークショップ「ちょこんとオブジェin大三島」開催しました。

 大三島美術館夏休みワークショップ 美術館を遊ぶ、美術館で遊ぶー見てみる・やってみる・作ってみるー 3つのあそびのプログラム のうち、「ちょこんとオブジェin大三島」を8月6日(日)に開催しました。

オブジェ作りの参考に、石の狛犬や燈篭が並ぶ大山祇神社へ行ってみました。

使う素材として、こぶし大の石を2~3個持って来てもらいましたが、大山祇神社でもいろいろ拾ってみました。

素材と粘土を組み合わせてオブジェを作ります。日本画の絵具・水干絵具を粘土に混ぜたり塗ったりして色をつけます。





          ミニ屏風で背景もつくります。


仕上げに金箔を振りかけます。筒の片端には網が張ってあるので、こすると金箔が粉状になって落ちてきます(砂子)。



それぞれの作品を紹介し、感想を伝えます。


楽しい作品がたくさんできました。



講師に日本画家・ベリーマキコさんを迎えてのワークショップは今年で3回目です。

毎年、楽しい創作活動を考えて持って来てくれるベリーさん。今年もありがとうございました。

学芸員 稲葉

2023年8月4日金曜日

参加型アートが作品へ

 8月2日、金孝妍さんが参加型アートを作品に仕上げました。

約2カ月半、空気にさらして大分ブロンズ色に変色してきましたが、まだ薄かったので硫黄の煙でいぶして変色を促進させます。




面白い形が残り、銀箔は渋い色に変色しました。画面全体をコーティングして作品になりました。大展示室に展示中ですので見にお越しください。

皆様のお越しをお待ちしております。


学芸員 稲葉

参加型アート 最終形態

 参加型アートが終了し、作品になる前の状態を四方から撮影しました。





夏の太陽が強くて濃い影ができておりますが、様子は見て頂けるかと思います。

これら素材がパネルの銀箔に接地した形が残るはず。

どんな作品になるか、8月5日(土)から始まる企画展 金孝妍 Hyoyun Kim「吾輩の視力は0.0001である」へ見に来てください。


学芸員 稲葉

2023年7月29日土曜日

参加型アート 最終日

 8月から始まる企画展に向けて、参加型アートが最終日を迎えました。

https://www.city.imabari.ehime.jp/museum/omishima/event/2023/1531-1.pdf

たくさんのご参加ありがとうございました。明日から8月4日まで、大三島美術館は展示替えのため臨時休館となります。参加型アートが金孝妍さんの手によって作品となって出品されます。

今週もたくさんご参加いただきました。


最初に置かれた流木の上に次々参加者が集まって、前衛的生け花か洒落たオブジェのようになっております。                                    ソテツが一気に増えたり、おはじきが綺麗に並んでいたりします。





7月始め頃までは梅雨で、大三島は頻繁に雨が降り曇りの日も多くありました。そのころはまだまだ銀箔は銀色で、それほど変色していないように見受けられました。

梅雨が明けて、一気に日差しがきつくなり、参加型アートが置いている場所にも太陽の光が毎日照り付けています。今日の段階で何も置いていない場所の銀箔はかなりブロンズ色に変色しています。

どのような作品になるか予想がつきません。