2018年8月5日日曜日

美術館を遊ぶ、美術館で遊ぶ。その2

大三島美術館の夏休み恒例企画「美術館を遊ぶ、美術館で遊ぶ。」が今年も始まっております。
第二弾は8月4日(土)「かんたん版画でおもしろデザイン!~自分だけのアートハンカチを作ろう~」。開催中の展示「ある風景 有吉かな子・木版画×現代日本画」の有吉かな子さんを講師に迎えてのワークショップでした。
有吉かな子さんは隣の伯方島で地域おこし協力隊として活動中でもある若手アーティストです。


野菜をスタンプにしてハンカチに ぺたぺた自由に押していきます。




ピーマン、オクラ、たまねぎ、なす、じゃがいも、ミニトマト、きゅうり、にんじん、を用意しました。
ご協力してくださった美術館を楽しむ会の皆様、ありがとうございました。
じゃがいも、にんじん の一部は、有吉さんが包丁で少し加工しました。(同じような断面にならないように)。
色は赤、青、黄、緑、紫、ピンク、水色 の7色。




できあがったら有吉さんから、質問を交えながらの感想を聞きました。



インクを付け直さずに連続して摺ることをゴースト摺りというそうです。徐々に薄くなっていく(消えていく)からだそうです。(写真右上、右下)



私は個人的に、たまねぎ の形が好きです。(写真左)




とても楽しいワークショップになりましたので、また実施したいね、と有吉さんともお話ししました。
今回参加できなかった方、次回はぜひ!

ただいま展示中の有吉さんの作品は、小学生の頃の思い出を表現したものと、伯方島での体験を表現したものです。思い出を作品にしたものについては、その思い出について有吉さんが言葉にしたカードを一緒に置いており、一枚の物語り絵になっていると思います。
今回、有吉さんのご友人がワークショップにいらっしゃる、と伺っていましたが、その思い出に いつも出てくるお友だちでした!
展示を見てくださった方は分かるかと思いますが、私は「わーっ!!」とテンションが上がりました。
「あのお話しの登場人物だ!」という感じです。ご来館ありがとうございました。

有吉さん(向かって左)とご友人と。


学芸員 いなば